駆け込み稀寺日記-01

ココロにキズを負っている

かなりのショックらしく

口も聞けぬ状態

風呂にも入っていないらしく

薄汚れていて、コードも固くなっている

コンセントにも黒い包帯が巻かれている

一見では判断できない人もいると思う。
本当の彼女は4枚羽なのだ。

折られた羽の傷口が痛々しい。

   ドメスティックバイオレンス。ですね。

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スガシカオ

もう昔程、ガツガツしなくなった。

アーティスト見たさに
何度も電話をかけ直さないし、
長時間並んだりもしない。

ちょっと気になる娘にも、アタックしないし。

服装や、寝癖に無頓着になってきたし。

大盛りにもしないし。

昼まで寝てられないし。

海水浴にも行きたいと思わないし。

労力を惜しむ様になった。
もう、脇目も振れず突っ走らない。

    そんな自分がちょっと嫌なのも知っている。

※アタックって!

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うすくなる。

目がうすくなる。

洋裁の先生だった母。
針に糸が通らなくなる度に言っていた言葉。

その時、彼女は40代だったかな。
もう、かれこれ40年も経っているんだね…

それが今、自分にもやって来ている。
人生半世紀を過ぎると身体の可動範囲も変わってくる…

そう。目がうすい。

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曽我部に会えない

パスワードどうしてる?

ノートにメモしているの?
まさか、ポストイットに書いて、
モニター横に貼ってないよね?

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盲目な行列

平日の早朝、駅前。

会社へ向かうOLやサラリーマンを横目に

長い人の行列ができている。

リュックを背負ったよれたTシャツとジーンズをはいた大学生風。

スエット上下の髪を束ねおでこを出している身だしなみの女性。

猫背の痩せたしわくちゃな日焼けをした顔の煙草をくわえた男性。

       パチンコ屋開店前の行列。

       いつも微妙な気分になる。
       何だろう?

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蟻母の息子。

箱を集めてしまう。

理由は判らない。

いつのまにか増えているのだ。

何かを入れよう。

ビスを入れよう。

名刺を整理しよう。

うむ。

たぶん、何か入れれるぞ。

うん。

きっと使えるぞ。

   
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犬になられる世代

犬になること。

10代と、40代とでは違う。

全然ちがう。

【警告】真面目な方、上品なご婦人方はご退席ください

   
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凡人 想像 プレイ

赤坂アーク森ビルトイレ。

個室の方から声が聞こえる。

もう済んだ?

うん。

じゃあ、ちょっと待って。

うん。

   
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