亡き父の手紙

実家の整理の為、帰省。

父は施設に入っていたので
少しずつカタズケはしていたのだが
本気の整理整頓開始。

高校卒業まで住んだ
実家は更地になるのだ…

冬が来るまでの猶予。

父の机の中から手紙の束が出て来た。

可愛い封筒。
癖のある10代の女の子が書く字で
親父宛。

  親類の中で一番好きな伯父さん…
  お願いがあります…
  結婚式の時には一緒に歩いてください… 

  云々。

読んだとたん僕は、

えらく泣いてしまって

うすら覚えだけど
手紙の内容はそんな感じ…

早くにお父さんを亡くした従妹からの手紙だった…

彼女の願いは叶わず
そのすぐ後に病気で他界。

亡き父に来ていた、
亡き彼女からの手紙。

生きていたら40半ば。

もう、二人ともこの世にいない…

これは駄目だ
机の整理は兄に任せよう…

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北海道の初夏。

夜は蛙の鳴き声がやかましい。

ちょっと冷えるから、窓は閉めて寝よう。

明日は早くから車庫のカタズケだからな。 

(2014.0620初稿)(2015.0728 2稿)
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